ADHDと月経

ADHD
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生理との戦いをピルで制す

ADHDと相性の悪いもの、それは生理です。ADHDでPMSや生理痛が重くないという話を聞いたことがありません。健常者でもホルモンバランスの崩れによる不調に悩む人は多いですよね。

ADHDにおける生理の攻略はピル一択

私が今まで試したことは以下のとおりです。

  • 生理前に砂糖を控える
  • 漢方
  • ピル

砂糖を控える

1ヶ月目は効果がありました。しかし、2ヶ月目は砂糖を控えるのが無理でした。生理前はただでさえ食欲が爆発しそうなのに、それと戦うなんて余計イライラしてしまうからです。

漢方

続きませんでした。漢方は即効性がなく、1日3回飲むというのも私には合いませんでした。飲み忘れが頻発し、4ヶ月目には前の月にもらった漢方に全く手をつけていない状態でした。

低用量ピル

何度か試していますが、結局ここに落ち着いています。今回はピルを飲み始めて3年ほどになります。ピルの良いところは、生理を自分で管理できるところです。

生理が月に一回なんて誰が決めた?

ヤーズフレックスというピルはすごいです。生理がない期間を最大120日間も過ごせるのです。これが想像以上に楽なのです。

排卵期の不調と、生理前の不調と、生理時期の不調を全部スキップして120日です。

しかも、ピルは続けることにより経血量が減っていくので、貧血を起こしづらくなったり、単純に生理用品代が減ったりします。

ヤーズフレックスの値段

値段は保険適用で診察料と3ヶ月分のヤーズフレックスで8,600円くらい、つまり1ヶ月分にすると2,800円ほどだったと思います。適用外だとクリニックによって値段は違いますが、1ヶ月分5,000円前後らしいです。

私が今回ピルを飲むことになったきっかけ

私はたまたま卵巣に腫瘍が見つかり、保険適用で飲んでいます。保険適用外だと薬代は高くなりますが、処方制限がないので多めにピルを処方してくれるため、通院の手間がなくてそれはそれで良いです。

ヤーズフレックスのまとめ

メリット

  • 自分で生理を操れる
  • 肌がキレイになる

デメリット

  • 血栓症などのリスクがある
  • 飲み始めは吐き気などの副作用が出る場合がある

ピルの金額を高いと思うか安いと思うかは人それぞれですが、私は安いと思います。懐に余裕がなかったとしても、やめる選択肢はないほど良いです。

癇癪を起こして人に当たってしまうことがなくなり、寂しくて鬱で辛い夜も減りました。とにかく生理中の不快感が毎月来なくなるという面では本当に最高です。

ADHDの私は自分を管理するのが苦手なのですが、同じような方はいませんか?ナプキンやタンポンを忘れたり、漏れたり、鎮痛剤を飲みたいのに持っていなかったり…そういうイライラから全て解放されています。

ADHDのお子さんがいるお母さんに伝えたい

思春期の生理は特につらいと思います。考えられるなら低用量ピルの利用も良いと思います。ピルはどうしても避妊目的という悪いイメージが付きまといますが、お子さんが本当に困っていたら婦人科の受診をお勧めします。低用量ピルにどうしても抵抗がある場合は、修学旅行や共通テストの期間に被らないように一時的に飲ませてあげるのも良いと思います。生理は病気じゃないという言葉は時代の流れとともにあまり聞かなくなりましたが、現代でも根強く残ってしまっている悪い風潮です。ADHDのパニックに生理の辛さは想像よりもハードです。お子さんに選択肢があることだけは伝えてあげて欲しいです。

実はもう一種類対策が残っている

それはミレーナです。これは子宮に器具を入れて生理を起こさなくする医療行為です。更年期に差し掛かる頃に入れようかなとは思っていますが、今のところは対策の案には入っていません。

まとめ

ADHDと生理の時期は最悪の組み合わせだと思います。人にわかってもらえないことも多いので、自分で対策できる部分を対策するのは絶対に甘えじゃないです。

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