ADHD,ASD,アスペルガー,大人の発達障害

ADHD
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私の診断名は発達障害です。 ADHDの薬をのんでいます。
おそらくASD要素もありますが未診断です。
なぜ診断を受けないかというとASDに特化した薬がないからです。
今日は発達障害について自分と照らし合わせて考えてみます。

発達障害の種類

発達障害よりも種類名で覚えている方も多いのではないでしょうか
いろんな種類がありますが、全部診断名は発達障害です。

自閉スペクトラム症(ASD)

ASD(Autism Spectrum Disorder)は、
自閉症やアスペルガー症候群を含む広範な障害のスペクトラムです。

主な特徴

  • 対人関係の困難
    他人の気持ちを読み取るのが苦手、曖昧なコミュニケーションに混乱する。
  • 反復的な行動やこだわり
    ルーティンや特定の興味に強いこだわりを持つ。
  • 感覚過敏
    音、光、匂いなど特定の刺激に敏感。
  • 大人での影響
    職場や家庭での人間関係に難しさを感じる。 環境の変化に適応するのが苦手。

注意欠陥・多動性障害(ADHD)

ADHD(Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder)は、
不注意、多動性、衝動性を特徴とする障害です。

主な特徴

  • 不注意
    物忘れが多い、集中力が続かない、ミスが多い。
  • 多動性
    落ち着きがなく、常に動いていたい衝動を感じる。
  • 衝動性
    思いつきで行動しやすく、後悔することが多い。
  • 大人での影響
    職場での締め切りやタスク管理が難しい。
    衝動的な行動が人間関係や財務管理に影響することがある。

学習障害(LD)

LD(Learning Disorder)は、
知能に問題がないにもかかわらず、特定の学習スキル(読み書き、計算など)が極端に苦手な状態を指します。

主な特徴

  • 読字障害(ディスレクシア)
    文字を読むのが苦手、文字の順序を間違える。
  • 書字表出障害(ディスグラフィア)
    文字を書くことが難しい、筆記スキルが低い。
  • 算数障害(ディスカリキュリア)
    計算や数の概念の理解が難しい。
  • 大人での影響
    職場や日常生活での書類作成、数字の扱いに困難を感じる。 読み書きの遅さがストレスになることがある。

発達性協調運動障害(DCD)

DCD(Developmental Coordination Disorder)は、
運動の協調性やスムーズな動きに影響を与える障害です。

主な特徴

  • 動作が不器用で、手先の作業やスポーツが苦手。
  • バランス感覚やタイミングを取るのが難しい。
  • 日常生活の動作(服の着脱、調理など)に時間がかかる。
  • 大人での影響
    車の運転や仕事の作業に苦労する。 見た目にわかりづらいが、自分の不器用さに悩むことが多い。

アスペルガー症候群について

もうひとつ、発達障害で有名なアスペルガー症候群という診断名は 
2013年に廃止され自閉スペクトラム症(ASD)に統合されました。
特徴は

  • 対人関係の困難
    非言語的なコミュニケーション(表情や声のトーン)の理解が苦手。
    社交的な場面でのルールや暗黙の了解を理解しづらい。
    人間関係を築くのが難しく、孤立しがち。
  • 特定の興味やこだわり
    特定の分野に強い興味や情熱を持ち、深い知識を得る。
    興味が限定的で、それ以外の話題に関心を示さないことがある。
    反復的な行動やルーチンに強いこだわりを持つ。
  • 言葉やコミュニケーションの独特さ
    文法的には正しいが、形式的で堅苦しい話し方をすることがある。
    比喩や冗談、皮肉の意味を理解するのが苦手。
    一方的に話し続けることがあり、相手の反応に気づきにくい。
  • 感覚過敏
    音、光、匂い、触覚など特定の感覚に対して非常に敏感。
    過剰な刺激を避けるために特定の環境や状況を避けることがある。
  • 知的能力や言語発達の特性
    知的能力は平均以上の場合が多く、特定の分野で卓越することがある。
    幼少期に言葉の発達の遅れは見られないが、言葉の使い方が独特。
  • 規則や計画への強いこだわり
    予測不可能な状況に不安を感じる。
    日常のルーティンやスケジュールの変更を嫌う。

大人の発達障害

最近は大人の発達障害と言わなくなったように思います。
少し前までは発達障害は子どもだけのものだったので
大人になっても発達障害がある人は大人の発達障害とややこしい言い方をしていました。
最近は大人でも発達障害があることが広まったので発達障害だけで通じるようにおもいます。
「大人の発達障害」というワードを使う機会といえば
病院さがしの時ぐらいでしょうか。
発達障害だけでしらべると小児科の場合と大人の場合が混ざってしまうので。

発達障害の種類について

私は人に説明するときは、説明が面倒なのでADHDで通しています。
本当はASD要素もあるし、左右盲なんかはDCD要素なのではないかと思っています。
発達障害は先ほど挙げた発達障害の種類の
一つしか要素がない人は少なくて
色んな要素がからみあっている場合が多いです。
全部脳の機能障害なのでまとめられていますが
症状には矛盾があったりします。

たとえば、

ADHD要素の過集中を起こしてゲームがやめられずにいるのに
ASD要素の感覚過敏で具合悪い
なのにやめられない!

ASD要素では予定を絶対変更したくないのに
ADHDの時間を守れない要素のせいで
電車で行くはずがタクシーに変わってパニック

など、当事者の方だと理解してくれるのではないでしょうか。
矛盾が時折起こるせいで必要以上にストレスを貯めて
人一倍疲れてしまうことがあります。
これも発達障害が疲れやすい原因の多くを占めているのではないでしょうか。

当事者なのに誤解を作っている

どこから説明すればいいかわからないのと
自分のことを上手に説明できないせいで

「ADHDで感覚過敏だから人混みは人より疲れやすいんだよね」

と、かなりはしょって説明しちゃっています。
本当は

「ADHDにおける注意力散漫さとASDによる感覚過敏で光や音に対して
刺激を感じてしまって一般の人より疲れやすい要素が人混みにはあるんだよね!!!!」

とでも伝えるべきでしょうか。 絶対無理だなぁ

説明が苦手だったり主語がなくて人に指摘されるのは発達障害の由来なのでしょうか? わかりませんが、私は人に状況を説明するのがすこぶる苦手です。

結局のところ理解されない

自分で首を締めていることがわかったところで今日のブログは締めます。 発達障害への理解がないのは発達障害を当事者もちゃんと症状を説明できないからです。 多分、私だけで誤解を生んでるのではない。 みんな少しずつ病状が違うのにここにその特徴を説明できないからなのではないかと 今日気づきました。

病状を説明する方法

  1. 先程挙げた発達障害の種類を自分で全部説明をする
  2. その後に中でも自分にはどれに当てはまるかの説明をする
  3. そしてこれは病気のせいかわからないけれどこんなところに困っている これらを一連の流れで説明できるようにしないと人に伝わらないのではないか

難易度高すぎねーか? 今後は障害を人に説明できるようにすることも目標にしていきます。

発達障害の記事について

自身の症状を例にして発達障害の記事を書いていますが 私の症状がすべての発達障害の人に当てはまるわけではありません。

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